まず初めに【査定価格】=【売却価格】ではないということをご理解ください。
査定価格は、一般的に売り出して3カ月以内に売れる価格とされています。
十分にお客様のご要望はお伺いしますが、必ずしも査定の価格で売却できるとは限りませんので、あくまでも目安の価格とお考えください。
不動産査定とは
不動産を売却する際、まず最初にすることは査定の依頼です。
弊社では従来の机上査定・訪問査定に加えて、瞬間査定(HP)・LINE査定の4パターンからお選びいただけます。
詳しくは不動産売却ガイドをご覧下さい。
上記でもお伝えした通り、【査定価格】=【売却価格】ではありませんので、実際に売却する際に査定価格を上回るケース・下回るケースが考えられます。
住宅の査定でチェックされるポイント!
まずは査定の時は、ハウスクリーニングは不要です!
少しでも良い評価をしてほしいから、ハウスクリーニングをしといた方が良いかな…と考えておられるお客様もいらっしゃると思いますが、来客を招ける程度に片付いていれば問題ありません。
【各物件共通】 築年数・構造・間取り
「築年数」や「構造」は、不動産の価値に直結する為、必ずチェックされます。
【築年数】
築年数そのものはどうすることもできません。
しかし、リフォーム・定期的なメンテナンス等は住宅の価値を上げるためプラスになることもあります。
実績はしっかり伝えておくことをオススメします。
【構造】
構造は建築物の要となる重要な確認事項となります。
また構造だけではなく、耐震構造・防火性能についても確認されます。
【間取り】
住宅の広さ以外に使いやすい間取りかどうかも重要な査定基準です!
部屋数・各部屋の広さといった基本的な事だけではなく、家事がしやすい動線か・プライバシーが確保できるか・収納スペースが充実しているか・家族構成やライフスタイルに合わせて対応しやすいか…なども大切になってきます。
ご自身の不動産のアピールポイントは査定時にしっかり伝えるようにしましょう。
戸建を売却する場合
マンションと違って戸建を査定する場合は、従来の訪問査定をオススメします。
マンションの様に同じ間取りが複数あるのと違い、戸建は同じ部屋・同じ立地など類似したものがない個別性の強い不動産です。
例えば、隣りの家と築年数・広さ・間取りは同じでも、リフォームの有無や建物自体の状態・蛇口の水の勢い・臭気・騒音・振動など現地を見なければ判断できない事が多く、机上査定だけでは実態を踏まえた価格を出すことは難しいと言えます。
このように築年数・構造・間取りだけではなく、あらゆる要因が作用し価格が決まるため戸建の査定においては訪問査定をオススメしています。
チェックポイント | 詳細 |
敷地形状 | 形状・大きさ・壁の有無など |
接道幅員 | 接道の長さ・前面道路の幅員など |
敷地境界 | 隣の敷地との境界が曖昧になっていないか、境界標の有無など |
敷地内状況 | 物置・境界堀・樹木など |
建物状況 | 日当り・増改築/リフォーム修繕の有無・建物の傾きなど |
使用状況 | 居住中・空家・賃貸中かなど |
管理状況 | 設備の破損の有無・修繕状況・駐車場の状況・など |
ライフライン | 上下水道・ガス・浄化槽など |
近隣関係 | 周辺の建物、越境の有無、高圧線の存在の有無など |
騒音臭気 | 騒音・振動・臭気などはないか |
戸建の場合、シロアリ被害・雨漏りは大きく査定に関係します。
◆シロアリ被害がり、過去に修繕を行った場合は報告してください。
◆屋根や天井からだけではなく、サッシの隙間・窓から雨水が吹き込む状態も雨漏りに含まれます。
シロアリ被害同様、雨漏りの修繕を行った場合も報告をしてください。
マンションを売却する場合
マンションの場合は、まずある程度の価格を知りたいといった程度であれば、HPからの瞬間査定や机上査定で事例から売却価格を算出しお伝えする事は可能です。
実際にきちんとした価格を出すのには、やはり訪問査定で現地を見させていただく必要はありますが、LINE査定を活用して頂きお部屋の状態を写真で確認する事が出来れば、瞬間査定や机上査定よりは高精度の査定が可能となります。
チェックポイント | 詳細 |
立地条件 | 最寄駅の沿線・駅からの距離はどれくらいか |
築年数・構造 | 耐震基準を満たしているか |
方角・階数 | 方角・階数による採光や眺望の程度 |
広さ・間取り | 専有部分の広さ・収納スペースにゆとりがあるか |
設備・内装 | 後付けが困難な設備が付いていれば価格査定でプラス |
共用部分 | セキュリティ設備や共用施設が充実しているか |
売主・施工会社 | 大手ゼネコン施工・大手デベロッパーのマンションブランドは 査定価格が高めの傾向にあります |
管理状態 | 管理体制、共用部分の清掃が行き届いているかなど |
管理費・修繕積立金 | 修繕が適切に行われているか、長期修繕計画の有無など |
駐車場 | 駐車場はどの程度の台数が確保されているか |
その他、どれくらいの期間で売却を見込んでいるかなど、様々な状況を踏まえた上で価格をお伝えします。
住宅の査定ポイント以外については、また後日ブログで取り上げたいと思います。