不動産の売却を考えるタイミングは様々です。
売却を考えた時に、賃貸で貸すのはどうなのか…と悩むこともあると思います。
お客様の事情や物件の状態等により、メリット・デメリットは様々ですが、一般的な例でご紹介していくことにします。
まずは、物件を手放そうと思った理由についてです。
相続した物件を売りたい・複数所有している投資用物件を売りたい・転勤になったため今の家をどうするか悩んでいる・子どもも家を出て広い家に夫婦2人になった…など、様々な理由が挙げられると思います。
理由によって、メリット・デメリットも異なります。
そして、もう一つは物件の特徴です。
ファミリータイプなのか単身者向けなのか、立地・周辺環境によっても売却する方が良いか、賃貸にする方が良いかも変わります。
期間の決まった転勤等、お客様自身で将来のプランが明確であることは判断の際に大きなポイントになります。
売却する場合
得られる収入は、売却代金のみとなります。
それに対して掛かる支出は、仲介手数料・抵当権抹消等登記費用・所得税・収入印紙・修繕/クリーニング費用(必要な場合)・住宅ローン(残債のある場合)となります。
◆メリット
・売却代金を得ることが出来ます。
・売却額を確定し、将来下落するかもしれないリスクを回避することが出来ます。
・所有不動産の維持管理費などに掛かる手間・費用が不要になります。
◆デメリット
・資産を失うことになります。
・住宅ローンの残債務が多ければ、自己資金での充当が必要な場合があります。
・地価が上昇局面であれば、売却代金を損する場合も考えられます。
貸した場合
得られる収入は、毎月の賃料・敷金/礼金・更新料となります。
それに対して掛かる支出は、入居前の修繕/クリーニング(必要に応じて)・故障トラブル対応・退去時の修繕費・仲介手数料・管理委託費・管理費/修繕積立金(マンションの場合)・固定資産税・都市計画税・住宅ローン(残債がある場合)となります。
◆メリット
・資産を持ち続けることが出来ます。
・継続した家賃収入がある為、不労所得を得ることが出来ます。
・ローン完済の場合には、所有する不動産を担保に融資を受けることも出来ます。
◆デメリット
・維持管理等の手間・費用が掛かります。
・住宅ローンの借り換えが必要な場合があります。
・空室が発生したり、長期にわたって借り手がつかない場合は、収入を得ることが出来ません。
・家賃収入に対して、確定申告をする義務が発生します。
その他
上記ではメリットとデメリットを簡単にまとめましたが、それだけではなくお客様ご自身の状況を整理していただく必要もあります。
◆ローンの残債を確認する。
残債がある場合は、賃貸にする際に金融機関側の許可を得る必要があります。
無断で賃貸として貸し出すことは、住宅ローン規約違反となります。
◆引越し理由を考える。
上記でもお伝えした通り、現在のお住まいを離れる理由はお客様によって様々です。
引越しを考えた理由に永久的な縛りがない場合は、賃貸を検討する事もいいかもしれません。
◆賃貸・売却どちら向きか、現在のお住まいを知る必要があります。
まずは現在のお住まいを売却した際にどれくらいの価格で売却できるのか、おおよその価値を知る必要があると思います。
マンションであれば、弊社HPの瞬間査定からおおよその価格を瞬時にお伝えする事が可能となっております。
※HP瞬間査定
兵庫区・長田区・須磨区・中央区の4区のマンションが対象となります。
その他の物件につきましては、ご連絡下さい。
売却したらまとまったお金が得られる、賃貸にしたら不労所得が得られる…とは安易に判断することは難しいです。
もし現在のお住まいをどうするか迷われていたら弊社にご相談ください。
お客様の声もしっかりお伺いした上で最善の方法をご提案いたします。
